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学童保育 団欒長屋(だんらんながや)プロジェクト

活動内容

車が入れない私道の奥にある民家。ドアは開け放たれ、玄関には、小さな靴がたくさん!ここは、「多世代でつながる子育て空間」を合言葉に、渕上さんが『団欒学童舎』と称する土曜日の学童保育を中心に、多世代交流の拠点をめざしている『団欒長屋』です。一軒家なので和室や台所はもちろん庭もあり、みんなで作った畑に大根やホウレン草が育っています。

「団欒学童舎」の1日は、宿題でスタート。大学生や社会人のボランティアが勉強をみてくれます。その後は全員で掃除と畑作業をして、お昼ごはん。午後は、みんなでゲームをしたり絵を描いたりして過ごすほか、地域のイベントに参加したり、千里川や公園などへ自然遊びに出かけたり、渕上さんのバックパッカー時代の友人に外国の話をしてもらったりと、楽しいプログラムも盛りだくさん。また、ボランティアが企画して、1日かけて遠足や施設見学などに行くこともあります。連休や夏休みには、親子で参加できるバーベキューやお泊りキャンプのイベントも。畑で採れた野菜は、月2回のお昼ごはんづくりや、1日出かける日のお弁当にみんなで調理して使っています。
 



取材でお邪魔したときは、自由時間。以前に出かけた時の画像をパソコンで見たり、数人ずつ分かれて将棋やボードゲームをしたり、絵本を読んだり。渕上さんやボランティアが目を配る中、子どもたちがのびのびと遊んでいる姿が印象的でした。そのアットホームなムードは、子どもたちから「ももちゃん」と呼ばれる渕上さんの人柄や団欒長屋の運営方法が生みだしているものです。

子どもを預けている母親も、「他の学童保育と比べて、自主性を尊重するところや、子どもたちに新しい体験をさせてくれるところが良いと思って決めました」と、その運営方針に共感しているようです。

 「子どもたちが貴重な体験を通していろいろな学びを得られる場所だね」
  




伝えたい想い

シングルマザーの渕上さんが、実家が遠くて子どもの預け先に困ったり、家で2人きりになりがちだった子育ての経験から、「たくさんの大人が関わる、開かれた子育て空間をつくろう」とスタートした団欒長屋。ひとり親家庭には割引もあります。
「自分で食べるものを育てて収穫する喜びを体験してほしい」と始めた畑、自主的に勉強や掃除ができるよう組んでいるスケジュール、「いろいろな国の文化を知って、偏見なく育ってほしい」と実施している外国の話や、国際交流イベントへの参加など、一つひとつのプログラムに、渕上さんの熱い思いが込められています。

現在は、団欒長屋をもっと知ってもらうとともに、取材を通して近隣の高齢者などいろいろな人と関わっていければと、とよなか夢基金の助成を受けて、『だんらんしんぶん』という冊子作りにチャレンジ中。「最初は知らない人としゃべるのを嫌がっていたけれど、やり通したことで自信がついたみたい」と、お母さんたちも応援しています。現在第4号目を制作中です。とよなか夢基金では同じような志を持つ他グループと知り合え、互いに協力し合うなど、心強い仲間も見つかったそうです。

渕上さんがめざしているのは、子育て世代やリタイア世代が地域から孤立せず、得意なことを活かして助け合うなど、子どもを真ん中に個人としてゆるくつながり、暮らしをシェアするオープンな保育の場です。「子ども達には、さまざまな経験やいろいろな人との交流を通じて、辛いことがあってもへこたれない人間になって欲しい」と渕上さん。

10月で1周年を迎え、働くお母さんのニーズに沿った学童保育のために、保護者会もひらいたところです。また、平日もヨガやアロマ、塩麹教室などの開催を不定期で始めたところです。これからどのようにめざす姿に向かっていくのか、見守っていきたいですね。

 <取材日> 2014年9月20日

 「地域全体で子どもたちを見守ってもらえたらお母さんたちもうれしいよね

 <追加取材> 2016年10月12日

団欒保育舎がはじまりました 

「ももちゃん」こと渕上さんが、団欒長屋創設からずっと思い描いていた「保育所開設」。子どもの預け先がなく困っているお母さん達の助けになりたいという思いから、自ら保育士の資格をとるなど、着々と準備を進めていたそうです。ちょうど1年前の2015年、団欒長屋が毎月開催している「だんらんお座敷Cafe 」に赤ちゃん連れで参加していた林雅代さんと意気投合。保育士の林さんを園長に、2016年4月から「団欒保育舎」がオープンしました。認可保育所への入所が決まって卒業する子、新たに入ってくる子など月によって出入りはありますが、常時4人から5人の定期利用と2人から3人の一時預かりがあるそうです。

団欒学童舎と同様、家庭のようなアットホームな雰囲気が、利用者のお母さん達に人気です。給食ではなく、お弁当持参ということも「食」にこだわるお母さん達に好評だそう。家庭と同じ味を安心して与えられるだけでなく、食べた量もわかり、子どもの体調管理にも役立っているそうです。預けているお母さんと一緒になって、子どもの成長を見守っていきたいと話す林さんと淵上さん。「お座敷Cafe 」から丁寧に紡いできたお母さん達との信頼関係が、子ども達の笑顔に反映されているなぁと感じました。


また最近は、リトミックなどの出前イベントも積極的にされているそうです。地域に出向くことで、新たなつながりを作るだけでなく、子育て中のお母さんの孤立化を防ぐことができたら・・と園長の林さんが語ってくれました。

現在、認可外小規模保育施設ですが、ゆくゆくは認可保育所をめざしているとのこと。いろいろとハードルはあるそうですが、働くお母さん達のためにもぜひ頑張って欲しいです。


* だんらんお座敷cafe  
毎月1回第1木曜日10時〜12時開催 お茶を飲みながら、子育てや日頃のことをお話しするカフェのこと。
 *団欒保育舎では園児を募集中です!

 「地域とのつながりから誕生した保育所でみんなが成長できるんだね


学童保育:毎週土曜日 8:00〜18:00(延長〜20:00) ほか

連絡先
団欒長屋(だんらんながや)プロジェクト
豊中市蛍池西1丁目3番32号
/FAX 06-6836-9011
団欒長屋:http://danran-nagaya.blogspot.jp/

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